
75D23Rのバッテリーを買う前に確認してほしいこと
75D23Rは三菱のデリカD:5やパジェロ、スバルのレガシィなど、一部の車種に使われているバッテリーサイズです。 一般的な75D23L(L端子)とは端子の向きが逆で、LとRを間違えると物理的に取り付けられません。 注文する前に、今ついているバッテリーの型番ラベルを写真に撮っておくと安心です。

75D23Rの「75」は性能ランクの数字で、85D23Rや100D23Rも同じD23Rサイズなのでそのまま載せ替えOKです。 数字が大きいほど容量や始動性に余裕があるので、予算に余裕があるなら上位互換を選ぶのもアリです。
75D23Rバッテリーの注目5製品を紹介
Amazonで購入できる75D23R対応バッテリーを5つ選びました。 カー用品の販売員へのリサーチ情報も交えながら、それぞれの個性を紹介していきます。
| 商品名 | メーカー | 性能ランク | 入手しやすさ | 寒冷地での安心感 |
|---|---|---|---|---|
| BOSCH PSA-75D23R | Bosch | 75 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| アイシン 85D23R RED LABEL | AISIN | 85 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| GS YUASA PRX-75D23R | GSユアサ | 75 | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| 古河電池 75D23R ACIES | 古河電池 | 75 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| パナソニック N-75D23R SB | パナソニック | 75 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
第1位:BOSCH PSA-75D23R PS Battery

ドイツBOSCH(ボッシュ)の国産車向けバッテリーです。 筆者が知り合いのデリカD:5用に購入を手伝ったとき、Amazonで注文して翌日に届きました。 R端子のバッテリーは店頭で見つけにくいので、この配送の速さは正直ありがたかったです。
充電制御車にも標準車にもどちらにも対応しているので、自分の車がどっちか分からなくても大丈夫です。 取り付けは純正の75D23Rとサイズが全く同じなので、ステーもそのまま使えました。
デメリットは、BOSCHのバッテリーは保証の手続きが国内メーカーに比べてちょっと面倒なことです。 万が一の初期不良時にAmazon経由で対応することになるので、その点だけ頭に入れておいてください。

第2位:アイシン 85D23R RED LABEL

トヨタグループのアイシンが手がけるバッテリーで、75D23R互換ながら性能ランクが85にアップしています。 同じサイズ・同じ端子位置でそのまま取り付けられるのに、始動性と容量が上がるのはお得感が大きいです。
箱から出してみると赤いラベルがかなり目立っていて、ボンネットを開けたときに「おっ」となるデザインです。 実際にエンジンをかけてみると、セルモーターの回転音が明らかに力強くなった感じがしました。
75D23Rとほぼ同じ価格帯で性能ランクが10上がるので、これは買いだと思います!! 注意点としては、アイシンバッテリーはまだ発売から日が浅いので、5年後10年後の耐久性データがないことです。 長期実績を重視するならGSユアサや古河電池のほうが無難でしょう。

第3位:GS YUASA PRX-75D23R PRODA X

国内シェアNo.1のGSユアサが業務車向けに開発したプロ仕様モデルです。 タクシーや営業車のように毎日酷使される車を想定して設計されているので、耐久性は折り紙付きです。
整備士に聞いたところ「PRODA Xは液減りが少なくて、補水の必要がほぼない」とのことでした。 メンテナンスをサボりがちな人には地味にありがたいポイントです。
正直、自家用車に業務用グレードを入れるのはオーバースペックかもしれません。 値段も5つの中で一番高めです。 でも「交換頻度を減らしたい」「真冬の朝にエンジンがかからないのが怖い」という方には、この安心感はお金で買えない価値があります。

第4位:古河電池 75D23R ACIES スタンダード

古河電池は1950年創業の老舗バッテリーメーカーで、自動車メーカーへのOEM供給も手がけています。 ACIESシリーズはスタンダードグレードですが、極板格子に「ブックモールド製法」を使っていて、耐久性に定評があります。
ぶっちゃけ、75D23Rの中で見た目は一番地味です。 パッケージもシンプルで、棚に並んでいたら気づかないかもしれません。 でも中身の品質は間違いなく国産トップクラスです。
古河電池の良いところは「長く安定して使える」こと。 派手な特徴はないけれど、3〜4年しっかり持ってくれる安定感があります。 カーディーラーの整備士も「古河のバッテリーでトラブルになったことは記憶にない」と言っていました。

第5位:パナソニック N-75D23R SBシリーズ

パナソニックのスタンダードラインであるSBシリーズの75D23Rモデルです。 上位モデルの「caos(カオス)」と同じ工場で生産されていて、基本的な品質管理は共通しています。
実際に友人の車(レガシィ)に付けたところ、エンジン始動は全く問題なし。 「これでいいじゃん」という感想がすべてを物語っている感じです。 わからないことがあってもパナソニックならカスタマーサポートが充実しているので、初めてバッテリーを自分で交換する方にも向いています。
ブランドの安心感と購入のしやすさでは5つの中で一番です。 デメリットは保証期間が2年と、3年保証のメーカーに比べて短いこと。 保証が切れた後の寿命は使い方次第なので、エンジンをこまめにかけることを意識してみてください。

75D23Rのバッテリー交換を自分でやるときの注意点
D23Rサイズのバッテリーは重さが15kg前後あります。 持ち上げるときに腰をやらないように気をつけてください。 整備工場で教わった交換の流れを紹介します。
2. メモリーバックアップ電源を接続する(省略可だが推奨)
3. マイナス端子を外す → プラス端子を外す
4. ステー(固定金具)を外してバッテリーを取り出す
5. 新しいバッテリーを載せてステーで固定
6. プラス端子を接続 → マイナス端子を接続
7. エンジンをかけて正常に始動するか確認

ディーラーに頼むと工賃だけで3,000〜5,000円かかりますが、10mmのスパナがあれば自分でも15〜20分で交換できます。 バッテリー交換は車いじりの入門としてはちょうどいい難易度なので、一度やってみると自信がつきますよ。
バッテリーと合わせて用意しておくと便利なアイテム
バッテリー交換に必要な道具と、あると交換後のトラブルを防げるグッズを紹介します。
10mmのスパナまたはソケットレンチ
ゴム手袋か軍手(バッテリー液は希硫酸です)
メモリーバックアップ電源(カーナビやパワーウィンドウの設定リセットを防止)
ターミナルグリス(端子の腐食防止、接触不良を予防できます)
ワイヤーブラシ(端子の白い粉を落とすのに便利)

75D23Rバッテリーの寿命を延ばす日常の心がけ
新しいバッテリーに交換したら、できるだけ長く使いたいですよね。 カーディーラーの整備士に取材して聞いた、バッテリーの寿命を縮めるNG習慣を紹介します。
エンジン始動で使った電気を走行中に充電するので、片道5分のような短い距離だと充電が間に合いません。 週に1回は20〜30分以上のドライブを心がけてください。
2. 駐車中にドラレコやアクセサリーが電気を使い続ける
駐車監視機能付きのドラレコは要注意です。 バッテリーから常時電源を取っている場合、駐車が長引くとバッテリーが上がることがあります。
3. 半年以上乗らずに放置する
自然放電でバッテリーがゼロになると、内部の極板が劣化して復活しなくなることがあります。 長期間乗らない場合はマイナス端子を外しておくか、トリクル充電器を接続しておくと安心です。

電山タケルカーバッテリーやポータブル電源に詳しい筆者です。 整備士やカーディーラーへの取材をもとに、読者が安心してバッテリーを選べる情報をお届けしています。
