ドライバドリル

マキタ充電式電動ドライバーの最新技術と便利機能完全ガイド

電山タケル

充電式のポータブル電源や充電式工具分野の専門アドバイザー。 特にマキタ、ハイコーキなどの充電式工具や屋外用のポータブル電源、発電機などの選び方など現役アドバイザーです。お気軽にお問い合わせください。

マキタの充電式電動ドライバーには、様々な最新技術や便利機能が搭載されています。

この記事では、マキタの電動ドライバーに搭載されている各種機能について解説します。購入する製品を検討する際の参考にしてください。

なお、この記事でご紹介している電動ドライバーは、電動ドリルの機能も併せ持ったドリルドライバーです。マキタでは正式にはドライバドリルと呼称しています。

また、以下でご紹介する機能については、機種によっては搭載されていない場合もあります。

実際に製品を購入する際には、マキタのホームページの製品紹介ページやカタログなどを参照して、それぞれの機種に搭載された機能を確認した上で購入してください。

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電子クラッチ

電動ドライバーには、ネジ等の締め過ぎを防ぐためにクラッチという機能が搭載されています。

クラッチを搭載した電動ドライバーは、設定した以上のトルクがかかると空回りして、それ以上はネジ等に力がかからない仕組みになっています。

一般的なクラッチでも20段階程度のトルク調節ができますが、最新モデルでは電子クラッチが搭載されていて、40段階以上のトルクの設定が可能です。

より細かく設定ができることで、機械ネジの呼び径や、木ネジで止める材料の硬さなどに合わせて、適正なトルクが設定可能になっています。

定回転制御

充電式の電動ドライバーは、バッテリーの残量が少なくなると回転速度も低下します。

また作業の負荷の大きさによっても、回転速度は影響を受けます。

このような場合に回転数が落ちるのを防ぐのが、定回転制御機能です。

回転速度を一定に保つ定回転制御の機能を有する電動ドライバーは、バッテリー残量や負荷の大きさの影響を受けにくく、安定した作業が可能になります。

AFT

AFTは、Active Feedback sensing Technologyの略です。

電動ドライバーをドリルモードで使用中に、何らかの理由でドリルが材料に食い込んで固定されてしまうと、電動ドライバーの本体の方が勢いよく振り回されます。

この振り回されが起こると、ケガに繋がりやすく危険です。

AFTを搭載した電動ドライバーは、ドリルがロックして本体が急激に振り回されると、本体に加わった加速度を検知して自動でモータをストップさせます

AFTは、電動ドリルの他、丸ノコやグラインダーにも搭載されている安全性を高める機能です。

電動ドライバーでは、特にトルクが大きい機種に搭載されています。

キーレスチャック

電動ドライバーの多くの製品は、ドライバービットやドリルを取り付ける箇所にドリルチャックというパーツがあります。

ドリルチャックは、ドリルやドライバービットなどの先端工具を取り付けるためのパーツで、3本の爪を使ってドリルなどを固定します。

この爪を閉めたり緩めたりする際に使う専用工具のことをチャックキーと言います。

チャックキーが無くても手だけで爪の操作ができるように工夫されたドリルチャックがキーレスチャックです。

キーレスチャックを採用した電動ドライバーは、用途に合わせて先端工具を付け替えたり、切れ味が鈍ったり折れたりしたドリルを交換する際にチャックキーを使う必要がなく、手軽に先端工具の付け替えができて便利です。

LEDライト

マキタの電動ドライバーの多くの製品にLEDライトが搭載されています。

薄暗い場所で作業する際に便利ですし、機械類の組立をする際のように、ネジ締めをする場所が奥まったところで照明の明かりが届かない場合などにも便利です。

電動ドライバーのトリガーを引くとLEDライトが点灯するタイプの製品が多いのですが、LEDライトのスイッチが独立していてLEDライトだけを点けて懐中電動代わりに使えるタイプの製品もあります。

防塵防水機能

マキタの電動ドライバーには、AFTという塵やホコリ、水に強い構造を採用した製品があります。

AFTは、Advanced Protection Technologyの略で、マキタ独自の防塵防水基準を満たしています。

マキタの独自基準なので、他のメーカーとの比較がしにくいのが欠点です。

しかし、マキタはもともと耐久性に定評があるメーカーなので、独自基準とは言っても、AFTの表記がある製品は高い防塵防水性能があると言って良いでしょう。

また、製品によっては、国際規格であるIP規格で、IPX6の基準を満たしているものもあります。バッテリーはIP56の基準を満たしています。

なお、IP規格は、最初の数字が防塵性能、2つ目の数字が防水性能を示します。Xは認定を受けていないことを意味します。

例えば、マキタのバッテリーのIP56は、防塵性能に関しては、粉塵が内部に侵入しない防塵措置がなされ、粉塵の侵入があっても正常に動作することを示していて、防水性能に関しては、いかなる方向からの水の噴流によっても有害な影響を受けないこと示しています。

IPX6は、防塵性能については認定なし、防水性能については、上記と同様の基準を満たしているということになります。

高い性能を持ったマキタの電動ドライバー

マキタの電動ドライバーの最新技術や便利機能について解説しました。

ご説明してきたように、マキタの電動ドライバーには多くの最新技術や便利機能が搭載されています。

電動ドライバーにはDIY向けの安価な製品もありますので、マキタの製品は高額に感じるかもしれません。

しかし、マキタの電動ドライバーには、価格に見合うだけの性能があります。

高性能で使いやすい電動ドライバーが欲しい人は、是非マキタの電動ドライバーの購入を検討してみてください。

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