工具・バッテリー

【点滅リセット】ハイコーキバッテリー36vが充電できない故障を直す方法!

DIYブームということもあり、電動工具ユーザーは増加傾向にあるでしょう。
なかでもハイコーキ(HiKOKI)は、マキタと並んで国内2大ブランドとされ、多くのユーザーを獲得する存在です。

ちなみに、ハイコーキの前身は日立グループ・日立工機ですが、2017年にアメリカ投資会社コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)により買収され、工機ホールディングス株式会社に改名、こちらのメインブランドとなっています。

信頼の高い技術力に定評のあるハイコーキ電動工具は、徐々にユーザー層を拡大しており、ハイコーキバッテリーのニーズが高まっている、と言えるでしょう。

このハイコーキバッテリーのインジケーターが、突然点滅を起こしてエラーとなれば焦りますよね。

点滅エラーは、ステップに沿って作業を進めれば故障状態の回復が期待できます。
まず、バッテリーの種類紹介から始めて、つぎに故障を直す方法を解説しましょう。

 

ハイコーキバッテリーの種類について

ハイコーキバッテリーの主力は36Vマルチボルトシリーズです。
おそらく、このバッテリーユーザーが多いのではないでしょうか?

36V・18Vどちらの機器にも取り付けできるところから、名称にマルチ(複数の)を冠しています。

これ以外に、従来のハイコーキバッテリー主力とされてきた18Vシリーズがあります。
こちらは前述のマルチボルトシリーズへ置き換わりが進み、ラインナップは統合される傾向です。

修理が不可能なら互換バッテリーをおすすめです

最近の互換バッテリーは安くて安全です。

こちらでハイコーキ 36v/18v 純正/互換バッテリー紹介しています。安全に使えるPSE、CE取得済みの製品ですが、人気のためすぐに売り切れになるので、売り切れの場合は選び方を読んで、安いのを探してみるのも良いと思います。

 

ハイコーキバッテリーの故障・不具合の調整方法について

ハイコーキバッテリーでは、インジケーター両端が点滅してエラー状態に陥る不具合が報告されています。

バッテリー専門家
回復方法をステップごとに解説するとともに、考えられる原因を検証しましょう。

ステップ1 バッテリーの種類確認

まず、バッテリーの種類ですが、インジケーターの両端点滅に陥っているバッテリーがBluetooth対応であるかを確認してください。
具体的には「BSL36A18B」もしくは「BSL36B18B」です。

(機種コードナンバーの最後にBが付いていればBluetooth対応です)

Bluetooth非対応モデルはセルフ修理が難しいので「販売店持ち込み」しか方法がありません。
セルフ修理のステップから離脱してください。(ハイコーキバッテリーは2年保証が付帯します)

 

ステップ2  HIKOKI TOOLSアプリのダウンロード

点滅エラーを回復させるためには、HIKOKI TOOLSアプリの導入が必要不可欠です。
まだダウンロードしていないなら、APP Store(iPhoneユーザー)もしくはGoogle Play Store(アンドロイドユーザー)からダウンロードを実行してください。

HiKOKI TOOLS

HiKOKI TOOLS

Koki Holdings Co., Ltd.無料posted withアプリーチ

ちなみに、HIKOKI TOOLSアプリはハイコーキが提供する工具管理アプリとなります。
アプリ登録済みのスマートフォンがあれば、Bluetooth対応バッテリーおよびバッテリーを装着した電動工具を含めて、Bluetooth接続により電動工具の回転数・ライトの明るさ調整を可能とします。

 

ステップ3 HIKOKI TOOLSアプリの起動

スマートフォンにダウンロードしたHIKOKI TOOLSアプリを起動させてください。

アプリが起動すれば、画面右下に+マークが表示されますので、そちらをタップしましょう。
なお、スマートフォンのBluetooth機能はオンにする必要があります。

ステップ4 スマートフォンとバッテリーのペアリング

ステップ3の作業により、スマートフォンはペアリングをする製品・機器を探します。
ペアリングとは、Bluetooth対応デバイス同士をつなぐことであり、ワイヤレスでお互いをコントロールできる点にメリットのある接続方法です。

ペアリングに際しては、操作するスマートフォンと製品・機器が離れすぎないように注意してください。
10m以上離れるとペアリングが上手くいきません。

スマートフォン画面が接続する製品(バッテリー)を探す画面になりましたら、バッテリー側の「ブルートゥースマーク・電池残量表示」のスイッチ(電池残量インジケーター右横)を2秒ほど長押ししてください。

スマートフォン画面を見ればお分かりのように、バッテリーの認識をするはずです。
(接続待機中にはインジケーターの一番右側・先ほどのスイッチの左側部分が青く点滅します)

ステップ5

スマートフォン画面を確認してください。
接続したいハイコーキバッテリーの品番が表示されているはずです。

品番部分を正確にタップしましょう。

(Bluetooth接続が完了すると、バッテリーの青く点滅していたインジケーター表示が青点灯に変化します)

ステップ6

スマートフォン画面にバッテリーの名称・名前の登録を促されます。

(「ニックネームの登録」が表示されます)

複数のバッテリー管理が必要な場合には、区別できるようにするのが便利でしょう。

とくに指定が無ければデフォルトで製品品番が表示されますので、そのまま決定ボタンのタップで次へ進んでください。

「ニックネームの登録」のつぎに「画像の登録」が表示された場合は「後で設定」を選んでタップすればOKです。

ステップ7

このステップが非常に重要となります。
ステップ6が終了したら「蓄電池の内部プログラム更新」が表示されます。

内容は「Bluetooth通信を使って(製品番号)の内部プログラムを最新にします(所要時間:十数秒)」と表示されるものです。

バッテリーのリセット操作を確認するもので、「更新」をタップしてください。

プログラム更新の進捗状況を表すバーが伸び、100%に達したら「更新が完了しました」と表示されますので「OK」をタップしましょう。

ステップ8

先ほどの「更新が完了しました」の「OK」タップで、すべてのステップが完了します。

バッテリー・インジケーター点滅で表される「充電できない状態に陥った原因」が、バッテリーに装備される保護機能の過敏状態なら、今回の作業(ステップ1~8)によるシステムリセットでエラー解除となり、通常使用が可能になるはずです。

なお、これらのステップはユーチューブにて公開(ステップ3からの動画:52秒動画)されており、スマートフォン画面内容とバッテリー本体のインジケーターランプの点灯状態、および「ブルートゥースマーク・電池残量表示」スイッチを押すタイミングなど、詳細に紹介されていますので、参考にしてください。

修理が不可能なら互換バッテリーをおすすめです

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ハイコーキバッテリーのインジケーターランプ表示について

ハイコーキバッテリーのスイッチパネルには電池残量表示ランプとスイッチが装備されており、インジケーターランプの点灯・点滅によりバッテリーの状態が確認できます。

インジケーターランプの機能を詳細に解説しましょう。

4つの電池残量表示ランプの全灯は「電池残量75%以上」を表し、同じく3つ点灯なら「50%~75%未満」、2つ点灯なら「25%~50%未満」、1つ点灯なら「25%未満」、1つ点滅なら「電池残量0」、4つ点滅なら「高温のため出力停止」、そして両端2つが点滅なら「故障のため出力停止」を表すものです。

4つ点滅の「高温のため出力停止」は、バッテリー冷却が解決法となるでしょう。そして、両端2つの点滅は前項掲載の「アプリ利用によるリセット」が試す価値のある解決法となります。

 

Bluetooth非対応ハイコーキバッテリーを直す方法

調整方法の項目ステップ1で触れましたが、Bluetooth非対応バッテリーの場合、接続を通じた内部プログラム更新はできませんので、販売店への修理依頼がセオリーです。
(ハイコーキバッテリーには2年保証が付帯)

ちなみにハイコーキバッテリー付帯の2年保証には条件が存在します。
列記しますので、理解および注意をしてください。

ポイント

  •  ユーザー登録が必須(購入後2年以内が条件)
  •  購入日の証明が必要(レシート、納品書、請求書など)
  •  故障した後でユーザー登録をした場合は補償対象とならない。
  •  水没、火災、落下衝撃、リース・レンタル品、型番不明、分解の痕跡があるものは補償対象から外れる

2年保証による補償を受けるためにはユーザー登録が重要です。
故障後のユーザー登録は認められませんので、購入後すぐに登録を進めておくことが肝要でしょう。

 

Bluetooth対応バッテリーの接続でプログラム更新が表示されない場合

インジケーターランプ両端点滅による故障表示のケースで、Bluetooth接続したもののプログラム更新が表示されないケースが報告されます。

これは、すでにプログラムが最新バージョンとなっており、保護機能過敏によるストップ状態にない可能性が高い、と言えるでしょう。

過敏状態以外が考えられますので、販売店に修理依頼をしてください。

最新型ハイコーキバッテリー(BSL36A18BX・BSL36B18BX)の場合

最新のハイコーキバッテリー(2022年12月以降販売)は、初期段階から更新プログラムバージョンとなっていますので、保護機能の過敏反応は考えにくく、前述のインジケーターランプ両端点滅による故障・不具合はBluetooth接続によるプログラム更新ができず、したがって自己修復が難しいこととなります。

販売店への修理依頼が必要なケース、と判断してください。

 

ハイコーキバッテリー36vが充電できない故障について

ハイコーキバッテリーで「充電できない故障・トラブル」の発生は焦りますよね。まず落ち着いてインジケーターランプの状態を観察しましょう。

つづいてBluetooth接続できるモデルなのかを確認してください。

Bluetooth接続モデルならトラブル回復の可能性がありますから、こちらの記事を参考にして復旧作業に進みましょう。簡単に復旧できるかも知れませんよ。

Bluetooth接続に非対応のモデルなら、販売店への持ち込みが必要です。その点、ハイコーキバッテリーは安心の2年保証が付帯します。
期間内なら無料修理可能ですから、補償条件に注意して持ち込んでください。

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